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エンディングノート(今まで歩いて来た道-私のこと)

それでは、これから各頁の説明に入ってまいります。

まず、「私のこと」についてです。

「私のこと」は、世界中で唯一人である「自分の特定」です。

下記の項目が標準例です。

 ・名前

 ・生年月日

 ・住所

 ・出生地

 ・本籍地

 ・父親の名前

 ・母親の名前

 ・兄弟姉妹の名前

 ・私の生まれ育った故郷での思い出

   ~たとえば、気候、土地の名産、名所旧跡、昔話など

これらを記入されるプロセスで、「自分の出発点」を自覚できると思われます。

2010年5月11日 13:12|エンディングノート

エンディングノート(目次-2)

前回、エンディングノートは3部構成からなっている...というお話をしましたが、今回は、その1つ目「今まで歩いてきた道」について説明したいと思います。

 

「今まで歩いてきた道」として

 ・私のこと

 ・私の歴史

 ・懐かしい自分

 ・愛する人達との出会い

 ・私の家系図

があり、おもに「私」が生まれてから、家族や学校・職場、そしてその愛する人達とどのような思い出があるかを振り返れるページになっています。

家系図などは、これをきっかけに戸籍謄本等を取り寄せてみて正式なものを作成しておき、謄本等を一緒に保存しておくと、相続の時にも役に立ちます。

2010年4月12日 10:26|エンディングノート

エンディングノート(目次-1)

私どものエンディングノートは、大きく分けて3部の構成となっています。

その3部の構成とは

 1.「今まで歩いてきた道」(過去)

 2.「最期の時から見て歩いてきた道」(現在)

 3.「これから歩きたい道」(未来)

です。

 

過去・現在・未来 の自分自身を見つめ再確認することにより、愛する家族や親しい友人への思いやメッセージが湧いてくると思います。

書けるところや書きたいところから始めてみるとよいでしょう。

2010年4月 9日 13:17|エンディングノート

エンディングノート(前書き-8)

前回は、夫から妻へのメッセージでしたが、今回は、父から娘へのメッセージをご紹介いたします。

 

「君は一度でも何かをねだったことはなかった。それが家族の中に感じる疎外感ゆえだと判っていたが、私にはそれを取り除いてやる力はなかったし、自分の足で生きている君に、親だというだけで口を出すのは傲慢な気がして、何も聞けなかった。

 だが君にも転機があったのだろう。君の中に起きた変化は、三年前に公開された映画を見れば判る。君は自分に持てないでいる人とのつながりを、他の誰かに託すことで、生きる糧を見つけたのだろう。ただそれだけでは寂しいことだろうと思っている。

 しかしあのような映画の原作と脚本が君だとは、少し信じがたい気もしている。

 君は祖母という存在に深く触れたことがないからだ。いつ、なぜ、あのような物語を書こうと思ったのだろう。私は生きているうちにその答えを聴けることはないだろうね。

 

 追伸

 君は家族を持ってほしい。自分だけの新しい家族を持ってこそ、人は生きていける。

 君に必要なのは人生をともに生きる新しいパートナー、新しい家族だ。」

 

「近くになれば近くになるほど、人間関係が難しい」ということがよく言われていますが、上記は正にその典型的な事例と思われます。

父はエンディングノートを書くことによって、今迄の「心のギャップ」を埋めつくしておきたかったのでしょう。

2010年3月24日 13:41|エンディングノート

エンディングノート(前書き-7)

新聞記事に続いて、次は「エンディングノート」(作者 桂美人  角川書店)という小説の一部をご紹介しましょう。

その一部をご紹介することで、エンディングノートがどういう役割をするかがご理解いただけるでしょう。

 

まず、夫から妻へのメッセージをご紹介いたします。

 

『君はもっと自然体でいる方がいい。娘や息子のすることにあまり干渉せず、自分のやりたいことをやってほしい。君は料理が得意で、料理教室の手伝いをしていたことがあったね。私は定年するまで、ずっと君のお弁当を食べてきた。君が趣向をこらしつつ、飽きない料理を作ってくれることにいつも感謝していた。君はまたカルチャースクールに通ったり、市のボランティアをしたりするのはどうだろう。』

・・・(途中省略) 父だけが知る母、母だけが知る父が、このノートにはつまっている。

「なあ、お姉ちゃん。俺、お父さんにエンディングノートのことを話して良かったと思うよ。お父さんがどんな人だったか、本人が無口すぎてよく判らなかったところもあったけど、本当はこんな人だったんだなって、こうしてみんなと話せただけでもよかったと思うんだ」

2010年3月18日 10:27|エンディングノート

エンディングノート(前書き-6)

前々回の事例①、 前回の事例②・③を読みますと、共通して言えることは「家族への気づかい」です。もっと端的に表現いたしますと、「立つ鳥、跡をにごさず」の精神です。

いずれも意識がしっかりしている60~70歳の時に着々(?)と準備されています。

忙しい方はどうしても毎日に追われて、後へ後へと先延ばししがちですが、ここで意識改革して行動に移されては如何でしょうか?

 

次に事例④として、「遺言」についての記事をご紹介いたしましょう。

 

 

事例④

遺言にも関心高く

 

 最期に向けた準備として、遺言の件数も増えている。信託協会(東京都千代田区)によると、個人の保有資産が長期的に拡大したことが背景にある。また、子どもや親族の権利意識が高まり、遺言によって死後の争いを防ぎたいと思う人も増えた。

 

 代表的な遺言は「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」だ。自筆証書遺言は、遺言者が全文と日付を手書きし、署名なつ印する。1人でも作れるが、遺言者の死亡後、保管者や発見者が家庭裁判所に申し出て「検認」の手続を受ける必要がある。

 

 「公正証書遺言」は、公証役場などで公証人に自分の考えている内容を話し、書面にしてもらう。2人以上の承認や手数料が必要だが、原本は公証役場で保管されるため、偽造などの恐れはない。

 

 日本公証人連合会(東京都千代田区)によると、2008年の公正証書遺言の作成件数は約7万6000件。10年間で4割増えた。紛失を避けるため、信託銀行に遺言の保管を依頼する件数も増加。08年度末では、うち9割で遺言の執行も依頼している。

2010年3月 8日 10:16|エンディングノート

エンディングノート(前書き-5)

前回に続き、「自分で決める旅立ち」という新聞記事を次に2つ紹介いたします。

 

<事例②>

 どんな葬儀をするか、自ら考える人が増えている。核家族化が進むなか、離れて暮らす子ども世代に負担をかけたくないという気遣いに加え、最期も自分らしく決めたいと考える傾向が強くなっているからだ。

 Aさんは50歳のとき離婚し、子どもはいない。今は同居する姉の面倒をみながら暮らす。数年前に独身の弟が死去。遺言はなく、Aさんが親族の相続の手続を一手に引き受け「もし自分が先に逝ったら、姉に同じ苦労はさせられない」と感じた。

 家族の墓ではなく、東京の合同墓に入ることも決めた。「今はとても穏やかな気持ち。同じ墓に入る仲間と旅行などに出かけるのも楽しみで、姉からは以前より生き生きしていると言われた」と笑う。

 

<事例③>

ある団体の課長さんは、葬儀について次のように言っている。

「病気になってからでは準備は難しくなる。元気なうちに、葬儀の大まかなイメージや、終末期の医療をどうしたいか、財産リストなどを書き残したほうがいい」と指摘。

 「家族のいる人は内容について話し理解を得ておくのが望ましい。話しにくい場合は、書いたものがある場所を知らせておくべきだ」と助言している。

 死は誰にとっても無縁ではない。よりよく弔い、弔われるためにも、家族などと思いを伝えあうことが大切な時代になりつつあるようだ。

2010年3月 4日 10:04|エンディングノート

エンディングノート(前書き-4)

続きまして、昨年の夏頃、日経新聞に記載された「自分で決める旅立ち」という記事の一部を少し紹介させていただきます。

 

<記事の前文>

葬儀など最期のあり方を自分で準備しておきたいという人が増えている。自分の希望を整理するエンディングノートを活用したり、公正証書遺言を用意したりする人も。根底にあるのは、家族らへの気遣い、そして「自分らしく逝きたい」という願いだ。

 

<事例①>

 「今はとても安心し、すっきりとした気分」。札幌市に住むYさんは7月、自分の葬儀の見積もりを取った。

 呼ぶのは家族と親族、親しい友人だけ。自分の好きな花の前で、大好物のすしを食べてもらいたい--。葬儀社との打合せには娘にも同席してもらった。葬儀費用は娘の銀行口座に振り込んでおく予定だ。

 最期に着る服はお気に入りのワンピースと決め、クリーニングを済ませた。会葬礼状は喪主の名で出すのが一般的だが、Yさんは自分を差出人にして下書きした。Yさんが参加するNPO法人が発行するエンディングノートが、ガイドの役割を果たす。会員は約400人だ。

 はつらつとしたYさんだが、今春まで3年近く体調を崩し、準備をする体力も精神的な余裕もなかったという。「また元気になった今だからこそ、悲壮感なく備えられる」。夫は今のところ静観しているが、書き上がったノートを見せるついでに「あなたはどうする?」と率直に聞いてみるつもりだ。

 

2010年3月 1日 10:12|エンディングノート

エンディングノート(前書き-3)

前書きをお読みいただいたでしょうか?

ご感想は如何ですか?

この前書きを読みながら、「信長の棺」の作者の「加藤廣」さんの講演を思い出しました。そのお話の要約は次のとおりです。

...「人間は年齢を重ね体力が衰えてくると、DNAに組み込まれた本能として、子孫にノウハウを移したくなる。これが『家伝とか家風』として代々伝えられていくのである」

 

私は、エンディングノートは、この人間の本能を満たすための有効な道具としてお役に立つのではないかと常に思っています。

2010年2月25日 10:19|エンディングノート

エンディングノート(前書き-2)

それでは「エンディングノート」の説明を始めさせていただきます。

相続手続支援センター京都南のエンディングノートの前書きには、下記の文章が記載されています。今回はその前書きをじっくりお読みいただけないでしょうか。

 

『  "いま"を、すてきに過ごしているあなたへ

 

自分の身内や友人の家族などの、ご葬儀に参列した時にしか考えないことですが、私たち人間は、生まれた日から、一日一日、人生の終幕に近づいていっています。

悲しいことに、この現実があるにもかかわらず、終幕の日が何年先なのか、驚くべきことに、人間以外の動物は、自分の最後が分かり、「その日」が近づくと、自ら群れを離れ自分の手で自分を埋葬するそうです。

しかし、私たち人間は自らの手で自分を埋葬することはできません。

だからお互い助け合いながら、亡くなった方を葬ることを有史以来続けているのです。

他者に頼ることでしか「その日」を迎えられないのが人間なのです。

このノートは、「その日」を迎えたときに、愛する家族や親しい友人達に負担をかけず、できるだけ戸惑いが少なくなるように、そして、今をすてきに過ごしているあなたが体験してきたことを、次世代に書き残し、これからの毎日を心豊かに、そして安心して過ごすために作られました。

 

これから定年を迎えられる世代の方も、今も充実した第二の人生を過ごされている方も、普段の生活の中で、ほんの少しの時間だけ立ち止まり、これまでの自分と、これからの自分を見つめてみてはいかがでしょうか。

自分以外の人に頼る部分を、少しでも少なくしておくというのも、大切な思いやりの一つになると思います。

自分と、そのまわりのいろいろなものや人々...また、新たな発見があるかもしれません。

自分と向き合い、すばらしい人生の集大成を自分で演出する為にも、このノートをご活用していただければたいへん嬉しく思います。

 

"いま"をすてきに過ごしているあなたの"未来"の為にも! 』

2010年2月23日 11:12|エンディングノート

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