前回は「家族・親戚の住所録」についてお話しましたが、「私の仲間」につきましても、親族の住所録と同じようにまとめられたらよいかと思います。
しかし、遺族にはたいてい「私の友人・知人」はよく知られていません。(とくに子どもたちだけが相続する場合は、親の友人・知人はほとんどわからないといっていいでしょう。)
ですので、友人・知人の住所録につきましては、次のような項目で作成されてはいかがでしょうか。
①まず、大くくりとして「仲間のグループ」で分類する。
...例えば「中学の同級生」「高校の同級生」「大学の同期生」「職場の同僚」「写真の仲間」「山の仲間」など。
②各「仲間のグループ」ごとに区切り、その友人・知人の名前・住所・電話番号を記入する。
③「仲間のグループ」で分けても、更にわかりにくい場合
...例えば「職場の同僚」に入っている人は、上司なのか同期なのか先輩なのか後輩なのか。
「中学の同級生」も部活も同じだったとか、同窓会の幹事とか。
他にも「この人に伝えれば他の人にも伝わる」ようなリーダー的な人なのか。
これらのように、「どういう関係なのか」がわからないと、電話や手紙を出す時に連絡しにくいこともあります。
逆に、どういう関係なのかがわかれば、連絡しやすくなりますので、②の他にも「メモ欄」などを設けて、「陸上部の先輩」や「○○課当時の上司」など、注釈をつけておくとよいでしょう。
最近は、携帯電話やメールの普及で、年賀状のやりとりなどが減り、住所録も作らなくなり、携帯電話に登録してあるだけ...という方も増えてきているようです。
これを機に、新しい住所録を作成してみてはいかがでしょうか?