今回は「ホスピスケア」についてご説明いたします。
●ホスピスケアとは・・・ホスピスケアは、限りある命に寄り添い、氏を迎えようとしている人の苦しみを背負い、支えながら共に歩むことです。身体的な痛みや、精神的な不安をやわらげ、その人が最期まで、自分らしく豊かに生きていけるよう、さまざまな援助を行います。ホスピスケアは施設(ホスピス緩和ケア)でも、在宅でも受けることができます。
このホスピスケアについて・・・・
□ 自宅で受けたい
□ 施設で受けたい
□ 受けたくない
□ その他の希望
という項目を、エンディングノートの中で選択できるようになっています。
前回お話ししました「尊厳死」とともに、「ホスピスケア」を選択する判断は家族にとって非常に難しい判断となります。
日頃からそのような会話をする機会も少ないと思われますし、また文字や記録として残っていないと「聞いた」「聞いていない」ということや「思い過ごしかも」となってしまうこともあるでしょう。
そんなときに、明確に意思表示をエンディングノートにしておけば自分の意思が伝わり、家族もまた決断しやすいことと思います。